最近のよちよち.rb と、これからのよちよち.rb について話し合った #yochiyochirb

2016 年に入ってから、早いものでもう 1 ヶ月がたとうとしています。

よちよち.rb では最近ずっとやっていたペアプロ企画が一段落ついて、新年になったこともあったのでちょうどいい機会だと思い、"最近のよちよち.rb" と "これからのよちよち.rb" について話す会を 1/25(月) 第104 回ミートアップにて行いました。 最近通ってくださるようになった方から長いお付き合いの方まで、いろいろな方が駆けつけてくださってとても心強かったです。

話のはじまり

このところ、ずっと悩んでいました。

最近になって、Ruby 界隈でしばらくぶりにお会いする方々から異口同音に

「2年過ぎちゃいます(ました)よね?よちよち.rb はどうするんですか?」

と質問をいただくようになりました。けれど、毎回それにうまく答えられないでいたのです。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、わたしたちのコミュニティは参加対象者として「初めて〜プログラミング歴 2 年程度まで」と明確に設定しているのです。

よちよち.rb は 2013 年 11 月に発足したので、もう 2 年 2 ヶ月ほどたっている。すなわち、わたしを始め発足当初から継続して参加してくださっている方はみな "参加対象外" となってしまうわけです。しかし、発起人のわたしからは「これからはこうする!」といった方針の提示も提案もせず、流れのままにすすんでいっていました。

それは、わたしの中でよちよち.rb のこれからのビジョンが固まっていなかったか らに他なりません。関係者のみなさまをあいまいなまま振り回してしまって、申し訳なく思っています。

結論が出ないからと言って何度も目をそらしてきたけれど、このままじゃいけないのは痛いほどわかっていました。自分の置かれている現状や気持ちを踏まえて悩みに悩んだ結果、わたしとして今後どうしたいか?というユーザーストーリーはふたつあることに気づいたのです。

  • ゆかおとして、既に出会った人たちとも親睦をより深めたい。なぜなら、既に出会っており且つ複数回参加してくれている人は気心が知れていて仲良くしてもらえそうと思うからだ。(そして、そういう人たちといい関係を作ることはとてもたのしいからだ。)
  • ゆかおとして、いろんなこと(よちよち.rb 以外)にもトライしたい。なぜなら、最近興味のあることが増えてきたからだ。

なぜそう思ったのか

上記の観点について、わたしの最近の身の上話もかねた見解を以下に書き連ねてみます。といっても 自分の話ばっかりでとても長いので、よちよち.rb のこれからの方針にだけ注目されたいという方は 「これからどうするか」まで読み飛ばしてください

ミートアップの内容と、参加者の “属性”

最近は Ruby のユーザ層が徐々に成熟してきたせいなのかわかりませんが、はじめて参加してくださる方の背景をお聞きすると、「Ruby がおもしろくて好きで居ても立ってもいられなくて、同じ思いの人 == Rubyist となにかしたい」というよりは「会社の方針で使用言語を Ruby に切り替えることになり、勉強しておけと言われたので勉強をはじめた(たいていは FW を Rails に変えることになったから、という理由)」という方が多くなってきたようで、その印象は回を重ねるごとに強くはっきりとしたものに変わりつつありました。

また、最近やってきたミートアップの内容(ペアプロでエクストリームフィッシュボウル)の特性も相まった結果、 “仲間とわいわい Ruby のことを話す・書く”というよりは “ザ・勉強会” という雰囲気 になってきて、最近のミートアップは参加者どうし全体でコミュニケーションを取るタイミングがほとんどない場となってしまっていたように思います。

わたしが進めていたやり方のペアプロだと基本的にはどうしてもペアとしか話す余裕がありません。ましてよちよち.rb にいらっしゃる方は “コミュニティというものにおけるふるまい” に慣れていらっしゃらない方も多いと思うので、どこまでフランクに・(いい意味で)ずうずうしくしていいのか掴みきれなかったのかもしれない。それこそよちよち.rb ならではのしくみがあればどうにかできたところかもしれません。そう思い返すと、申し訳ないことをしたかもしれないと反省するばかりです。

でも、じゃあわたしはこれからどうしたいのか?と考えたとき、「コミュニケーションをもっととって、仲間どうしで親密さを増していきたい」と思っていることに気づきました。好きで歩み寄ってきてくれた人たちと、もっといろんなことを話して情報交換をして、そして親しくなりたい。そう思うわたしが確かにいたのです。

わたしとしてのわがまま

一方で、ここにきてわたし自身にやりたいことが増えてきたことを体いっぱいに感じています。コーディングはもちろんのこと、空手とか音楽活動とか写真とか、もっと日常的なところで言えば部屋の整頓とか植物のお世話とか、とにかくいろいろあってやりきれない。いえ、きっと前からあったけれど、なかなかそれを表に出せなかっただけで、今になって露呈してきただけのようにも思えます。

もともと「自分の心の向くままに全力をつくす」をモットーにして生きてきていましたが、それが加速するようになったのは、たぶん去年の 11 月にこの世で一番の親友が死んでから。

「人生はみんな等しく終わる。終わったらその人は いなくなって(そう、本当に "いなくなる" んですよ!)、もうそれ以上なにもやれないし、誰ともふれあえない」ということがとても身近に感じられるようになってからは、とにかくやるべきことをきっちりやって、やりたいことをやって、会いたい人に会おう、と思うようになりました。

そう思ったらなんだか自分の心の声がよりはっきりと聞こえてくるようになった気がして、それに従っていくことにしたのです。これはわがまま以外のなんでもないですから、「なんだあいつ、コミュニティやるとかいってるくせに勝手なことして」とそっぽを向かれても当然の都合です。でも、わたしはその声が聞こえないふりをしたくなかった。

そんな想いを抱いた状態で、話し合いの日を迎えました。

1/25(月) の話し合い

当日の話し合いでは本当にたくさんの意見をいただきました。驚くべきは誰一人としてネガティブなことを口にせず、「よちよち.rb が好きだから引き続き参加したい」という意向を前提としてくれていたことです。

最終的にいただいたみなさんからのお話は、このようなものでした。

...もともとよちよち.rb はゆかおさんがやりたくて始めていることで、『みんなで転んで、みんなで進む』って何度も言っていたじゃないですか。ゆかおさんは今、『いっしょに転べる人』とがんばりつつたのしめている、という感じはありますか?それがなかったら、ゆかおさんとしてやっている意味がないんじゃないですか。

これからもずっと初学者のかたを対象にしていくのか、成長していくゆかおさんの目線で『わたしと転んでくれる人募集』でいくのか、それはゆかおさん次第だと思う。けど、仮に成長していくままに目線を上げていったとしても、それが初学者の方の参加へのハードルの高さとは単純には比例しないんじゃないか。

ゆかおさんがそうやって、”はじめてでもこわくない場でありたい” ということを意識する人である限りは、どんなに成長したとしてもぜったいにこのコミュニティはそうであれるし、そのゆかおさんに賛同してついていきたいと思う人がこうして何度も足を運んでいるわけなんだから、ゆかおさん(だけ)がそんなに責任を大きく感じなくていい。大丈夫だから。

すごいと思います。ここまで人に想ってもらえることって、本当にめったにないことだと思います。今こうして改めて書いてみても、ありがたすぎてなんと言ったらいいのか言葉が見つからない。「ありがとう」だけじゃあまりにもまぬけな気がして、でもそれ以上に伝えられない。

「救われた」というほうが近い気がします。あんなに悩んでいたのがうそみたいに、すっと何かが抜けていったような。目の前に光が差して、視界が明るくなった感覚。

総じてわたしは、考えすぎで心配しすぎな人間なのかもしれません。でも そう思えるのは、わたしのことを心配してフォローしてくれようとする人がいるからこそだと思うのです。

ちなみにこちらが当日に書いたホワイトボードの記録です。意見交換の issue も立てており、そちらのほうが画像が見やすいかもしれないので、お気軽にご利用・ご覧ください。

whiteboard

これからどうするか

開催頻度、日時

ミートアップ自体は、これからも毎週月曜日 20:00 から開催していくことにします。ただ、これからはわたしの予定の都合や体力の具合によって「来週はおやすみ!」としたり「わたしは欠席します」とすることが増えるかもしれません。

(※今までもそういうことは何度となくあったので、それをよしとしない風潮だったというわけではありません)

内容

まだこれといって具体的には決まっていませんが、もっとこう、自由に気ままにつながっていけるようななにかがいいなあと思っています。

1/25 の話し合いで出たご意見で、「Rails チュートリアル時代のグループワークがとてもたのしかった」という声を複数お聞きしたので、あんなかんじでみんなでひとつのテーマについて話したり調べたりして、最後に共有するというのはまたおもしろいかもしれませんね。(今のレベル感なら、グループごとにコードを書いて見せ合うとかもできそう。)

あとは、以前少しやっていたことがある「フリーダム会」のようなもの。集まった人が勝手にやりたいことをやって、おもしろそうだなっと思った人のやってるところに乗っかってみる。あらかじめ決めていないからこそ作れるおもしろさ、インプロヴィゼーション。(ほんとに、人と人との対話はバンドセッションをやるようなものですね。)

コミュニティ名

“名前重要” の文化がある Ruby 界で、「よちよち」の名で活動している団体が実は業務 Rails エンジニア 3 年目とかの人がけっこういるコミュニティでした、という現状だとさすがにこれから出会う初学者の方への配慮が足りないのかなあということをわたしは案じていたので、改名するかどうかみんなで悩みました。

今のところは よちよち(の心をずっとわすれない).rb ということになっており、発音的には引き続き「よちよちあーるびー」になりそうです。

さいごに

ここまで来るためにとてもとてもたくさん悩んできましたし、今も「考えごとが完全になくなった!」という状態ではないかもしれません。でも、今まで選んできた道はどれも後悔していませんし、これからも選んだ道に対して後悔をすることはないでしょう。

それはわたし自身が、その時その時で全身全霊をもって考えぬいて道を選んでいると自分で知っているからです。そのとき選んだ答えこそがベストで、「もっとこうしたらよかった」なんて存在しない。大事なのは今をよりよく過ごすにはどうしたらいいかを考えることだけ。よりよい未来はよりよい今の先につながっているから。

そんなわけで、また来週の月曜日、 2/1(月) 20:00 にお会いしましょう。次回は株式会社ユビレジさまのオフィスをお借りして開催する予定です。

今回のことに関して、ご意見やご質問などがありましたらぜひお気軽にご連絡ください。メール でも Twitter でも idobata でも大丈夫です。もちろん、直接お話を聞かせていただけるのもとてもうれしく思います。

改めまして、これからもよちよち.rb をどうぞよろしくお願いします。